並木橋から金王通りを上がったところにある「ラーメン専門店 凪 」。
なつかしい。。。
このビルの「カプリチョーザ」に20年前ぐらいに来た覚えがあります。
魚介醤油つけ麺+味玉900円。
麺は200g、300g、400gから選べます。
200gを選択。
まず新宿店との違いは、メンマの存在。
タマネギは入れ放題ではなくレンゲの上にのせてあります。
かなり時間をかけて茹で上がってきた麺は、表面がざらっとしています。
噛むと相当な弾力で、小麦が香ります。
そしてこのスープ。
新宿店と同じDNAを感じるサカナ味なのですが、あそこまでのニボニボ濃厚ではなく、肉系の出汁とうまい具合に溶け込んで食べやすい風味です。
ゴールデン街のスープから凶暴さを取り除いてある感じですね。
モチ感たっぷりの太い麺をどっぷりとつけて啜りこむと至福の時間。
味玉は黄身がねっとり。
スープに漬けこんで、黄身を麺に塗していただくとそりゃもう最高。
そしてこれを楽しみにしてきたのです。
この店は基本は博多豚骨ラーメンの店。
で、つけ麺のスープ割りには、その「九州用」のほうのスープを使うと聞いたもので。
ほほう。
サカナ味はずいぶん後ろに押しやられ、たっぷりと煮出された豚骨の味が豊かなものに。
それはここのスープがいかに濃厚か、という証拠でしょう。
見た目はさらり、なのに唇がくっつきそうになる濃度。
最近流行の「濃厚豚骨魚介」とは違った九州仕様のスープ割り、初めて口にする味でした。
オリジナリティのある一杯をいただけて大満足。
新宿店のマニアックさはないですが、ここもいいお店ですね。